足裏のツボで、体と心を底から支える
『湧泉(ゆうせん)』と『失眠(しつみん)』
季節の変わり目や生活リズムの変化によって、疲れが溜まりやすくなったり、なんとなく眠りが浅く感じることはありませんか?
今回は、そんなお悩みにおすすめの足裏のツボを2つご紹介します。
足の少陰腎経:湧泉(ゆうせん)
腰痛・不眠・むくみ・冷え・疲労回復・老化予防・自律神経の乱れ・ホルモンバランスの安定
場所: 足の裏、足指を曲げたときに一番へこんだところ。土踏まずのやや前方にあります。
湧泉は「生命力が湧き出る泉」という意味を持ち、足の少陰腎経の第一番目の経穴です。
東洋医学では、腎は「精(エネルギーの源)」を蓄える臓とされ、元気が出ない、冷えやすい、疲れやすいといった不調と関係が深いとされています。
特に産後のママは出産という大仕事で、自らの命を削るほどのエネルギーを使うため、腎の気が不足しがちです。
腎の気が不足すると、腰の痛み・抜け毛・歯がゆるむなどの不調が現れることもあります。
体の根っこからエネルギーを補いたいときに、単純に押して気持ちの良いツボですし、湧泉はとても頼りになるツボです。
失眠(しつみん):奇穴(※正経十二経脈に属さない、臨床的に効果が知られている特別なツボ)
血行促進・冷え・不安・不眠・イライラ・足の火照り・リラックス効果・更年期の不調・寝つきが良くなる・中途覚醒の改善
場所: かかとの中央あたり。やや硬く、分かりやすい部位です。
「眠りを失う」と書きますが、実は「眠りを取り戻すためのツボ」として知られています。
特に、緊張やストレスで頭が冴えてしまうとき、寝つきの悪さを和らげてくれるツボです。
足裏からの刺激が交感神経の高ぶりを抑え、自然な眠りをサポートすると考えられています。
どちらのツボも、お灸との相性がとても良いです。
※強ければ効果が上がるものではありません。心地の良い力で加減して行ってください。
名古屋市昭和区のはりきゅうよもぎ治療院では、産後ケアはもちろん、日々の疲れや睡眠の悩みにも丁寧に対応しています。
その日の体調やお悩みに合わせて、相性の良いツボを選びながら、あなたに合った施術を行っています。
「最近ちょっと疲れてるな」「夜ぐっすり眠れないな」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。